北朝鮮が飛翔体を発射したことについて、アメリカ軍は、軌道には何も乗らず、先端部を含む2段目以降が太平洋に着水したとする声明を発表しました。
これは、弾道ミサイル防衛を担当する北アメリカ航空宇宙防衛司令部が、日本時間の5日午後7時前に発表したものです。声明は「北朝鮮は、アメリカ東部時間の4日午後10時半、日本時間の5日午前11時半、テポドン2号ミサイルを発射し、それは日本海と日本を越えた」としたうえで、「ロケットの1段目は日本海に落下し、先端部分を含めた2段目以降の残りの部分は太平洋に着水した。軌道には何も乗らず、日本には何の破片も落ちなかった」としています。また「アメリカ軍は、今回の発射を北アメリカやハワイへの脅威とは見なさず、何の対応措置も取らなかった」としています。